
始めます、と言ったかと思ったらもう終了。今日から次の展覧会が始まり、しかもそれが全く要領を得ないかったるさでイライラし、正直疲れた。
何とか健康で制作できるのはあと10年がせいぜいとすると、1年に1〜2枚の大作ならもう20枚は描けないことになる。体調が悪ければ10枚位しか描けないかも知れない。その10枚で、自分の人生の何かを表現できるのか。
今のようにダラダラ描いていては上手に死ねないぞ、といつも胸のなかで声がする。

暇なわけではない。لكن、やってることは暇な人のやることばかり。今朝は早朝からずっと読書。実は数日前から、早く読み切るつもりで読み始めたのだが、読み流すことができず、今日の昼までかかってやっと読み終えた。その間、尻に火が着く思いでヒリヒリしながら、コピーを取ったり。昨夜は昨夜で、見る時間が取れなかった海外ドラマをまとめて観たり。日中はずっと「こんなことやってる暇は無いぞ」と心の声に罵倒されながら、数枚のデッサンを描き続けていた。家のことといえば、10個ほどの鉢植えの世話をしただけだ。この時期だから気が急くのだと分かってはいるのだが。
暇なのだ。いや、暇ではない。することがたくさんあって忙しいのだが、結局何もやらないだけなのだ。それがストレス。普通の意味でのストレス解消法ばかりやっている。ムシャムシャとスイーツを頬張りながら、ダイエット本を読んでいるようなものか。
في الوقت الراهن、絵に描いた餅ならぬ、絵に描いたスイーツをどうぞ。

ただいまふたつの展覧会に出品中。1つは埼玉県立近代美術館での「CAF.N」(Contemporary Art Festival, Nebula) 展。もうひとつは銀座8丁目、「ギャラリー・風」で開催中の「第3回 風土に生きる」展。
それに今週木曜日から開催の絵画教室展「第22回 槻江会展」(春日部市商工振興センター・ギャラリー)が加わる。少なくともここでの開催は今回が最後になるので、出品する生徒さんたちも悔いを残さないよう、一生懸命頑張っているところ。
以下は自分のことだが、何をやるにせよ、掛け声だけならともかく、毎日全力投球なんて続かない。続ければ身体も頭も壊れてしまう。ウォーキングと同じく、毎日コツコツ。その中からホイッと出品するのが理想。لكن、いまや毎日コツコツ自体が目標だ。ご飯を忘れても描くことが楽しかったのに、それができなくなったのはなぜなのか、単に体力の問題ではないものがそこにある。