
西洋絵画をちょっと学ぶと、「百合」の描かれた絵が続々と出てくることに驚くかもしれない。西欧絵画の本道が「キリスト教絵画」であることは多くの人が知っている。そこには多くの百合が「純潔」「高貴」の象徴として登場する。特に多いのは大天使ガブリエルが処女マリアに妊娠を告げる場面である。
「え~っ、なんでわたしが妊娠するわけ~!」と驚くマリアの顔をどう描くか、画家たちの腕の見せ所だったらしい。ちなみにレオナルド・ダ・ヴィンチもこのシーンを描いているが、レオナルドのマリア曰く「知ってたわよ、そんなこと」。「それでどうしてくれんの?」と堂々のマリア像を描いている。生まれてくるのがイエス?イエス。父親?は鍛冶屋のヨハネだが、DNA鑑定のない時代の話であるから、「百合の花」の存在意義があるわけだ。
neintence、なんの脈絡もなく教養をひけらかしてしまったが、ガブリエルが手に持っているユリは、同じ白ユリでも「カサブランカ」ではない。カサブランカは名前からして外国種だと解るが、日本にもヤマユリ、スカシユリなど15種類ほども現生種があると言われている(ウィキペディアから)。