
何をやっても遅い。いくら早くやろうとしても、気持ちが焦るばかりで、目的も目標も方法もいちいち分からず、そのためのスピードもまたノロく、人の背中がどんどん離れていくばかり。夢か現実か、そんな気分ばかり。秋のせいではない。
そんな気分はきっとわたしだけではないと思うけれど、皆口に出したくないのだろう。そんな思い気分を加速するだけだし。
立ち止まることができない。前回「Take your time」で「自分の時間」について書いた。いくらか前向きな気分で書いたが、ふと自分の足元を見ると地面さえないことに気づく。自分はどこに立っているのかが分からない。自分のもっているもの、こんな状況を変えられるものは何だろう。何にも持っていない気がする。失くしたのか、それともはじめから持っていなかったのか。