vir 'n rukkie、テンペラ画の制作に時間をかけていたことや、その他の理由でYouTubeへの投稿が10日ぶりになってしまいました。ふだん、教室でやっていることをビデオにしているだけですが、教室ではどうしても細切れになってしまいがちです。ビデオにすると、教室での内容とつながってくるように感じます。
ビデオを作ることで、自分でもあらためて気づくことが少なくありません。たとえばナレーションをいれるとき、専門的な単語や、こなれていない言い回し、間違ってはいなくても聞き取りにくい言葉などは、言いかえたり、説明を添えたりする必要が出てきます。ふだんの会話だけだと、気づかずに通り過ぎてしまいそうなことです。
映像ももちろん同じです。自分ができることは、つい簡単に感じてしまうので、ビデオでもサラッと流してしまいがちです。視聴者の方がそれを見て真似しようとすると、なぜこうなるの?これは何のためやっているの?という場面がたぶんザクザク出てきます。そんな疑問だらけのビデオでは見てもらえません。必要な手順と内容を、無駄なくきちんと押さえながら、しかもダラダラした繰り返しを避け、飽きないうちに見終える工夫もしなくてはなりません。そういったことを体験し、実際の教室の時に活かしたいと思っています。
たいていビデオ内では1枚の絵を描きますが、説明手順が曖昧な時は2~3枚描いてみることがあります。Toe、ポイントが解ってきて説明しやすくなります。net、視聴者は絵を描いている人とは限りません。むしろ描いている人の方が少ない、と考えて作らなければならないようなのです。
説明不足もいけませんが、説明しすぎるのも良くないのです。一番いいのは、「自分もやってみたい」と思えるような「楽しい動画」です。描くのが楽しければ、絵など勝手に上達していくものですから。でもそれが難しい。現状ではビデオ作るだけで必死、楽しい要素を盛り込む余裕などまったくなし。もともと融通の利かない頭の固さが原因であるにしても、もうちょっとなんとかならないものか・・と毎回思うばかりです。