青いカモメの絵画教室。水曜日の水彩クラスで鉛筆デッサンをしました。クラスからのリクエストです。幹事の方から「明暗表現について勉強したいという要望があります」と連絡があったので、教室でそのことについて、どうやるか話し合った結果、①明暗を見る訓練 ②明暗の使い方 の2段階で勉強することにしました。基本のキを再確認したいということなのでしょう。
①については「鉛筆デッサン」をやることにしました。②についてはまだ決まっていませんが、明暗表現について巨匠たちの作品例を分析、練習作品の制作、の2段階でやることにしようかと考えています。「鉛筆デッサン」第1回は「リンゴと石膏像」。3つの組み合わせを用意しましたが、2つが選択され、これはそのうちのひとつ。
「デッサンー1」は教室で時間内に、わたしも描いてみたものです。明暗表現ですから、明るさ・暗さは最低限4段階は見分(描き分け)けたいもの。そしてそれを(再現的に)表現する。それがー1。
ですが、さすがに実質2時間ちょっとでは、見ることはできても、表現までの時間は足りません。しかもこのモチーフは今回のみ。そんなわけで、土曜日午後、現場写真に光線条件をできるだけあわせ、写真も参考にしながらさらに3時間近く一人で描き込んでみたのがー2です。表現が硬くなってしまいましたが、久しぶりに画学生になった気分でした。最近、再現的な描写や鉛筆デッサンなど、現在のわたしの方向性と真逆のことをやるはめになっています。それが逆に新鮮に感じたりするのは、わたしの本質がアナログ的な人間だからなのかも知れません。