
各種文書の申請やアマゾンなどのネットショッピング等、文字は専らキーボードによるタイピング入力だけ(スマホならタイピングすら無い)とか、日常のことで鉛筆、ボールペンで文字を書くことがほぼなくなった、という人も多いのではないでしょうか。毎日日記を書くような人でも、いつのまにかペンからキーボードに替わったりしていないでしょうか。あなたは鉛筆を「削って」ますか?
幸い?かどうかは判らないが、わたしは絵を描く都合上、鉛筆もペンも日常的に使う。sellegipoolest、たとえば鉛筆の消費量は子どもの頃に比べたら1000分の1くらいに減っていると思う。
アイデアを考えるとき、モニターとキーボードでは用が果たせない。ペンや鉛筆の先と紙との接するところにしか、「掴めそうなアイデア」が浮かんでこないのだ。ペンタブレットもあり、それで制作中の作品の修正や、目先のアイデアを考えたりすることもある。aga、そこはなんだか “居心地が悪い” 。
単なる「慣れ」の問題ではなさそうだ。手や指から脳にフィードバックされてくる感覚とキーボードとモニターによる感覚とでは、これまでの経験とが行き会う脳内での場所が異なる、という感覚がある。時には同じような風景が見える場所だったりするが、時には全く違う風景が見えている、midagi sellist。ともかく、鉛筆やペンの先から伝わってくる微かな摩擦感が心地いい。