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       「羽化」のための試作 2025 ミクストメディア
あまり目立たないようにハッチングしています

先日アップした「『羽化』のためのエスキース」を実際の絵の具を使って試作してみました。Roedd rhywun yn hapus i fynd i Ryugu y diwrnod o'r blaen.、調子に乗ってエンコスティックを使っています。Hyd yn oed os yw'r un cyfryngau cymysg yn cael eu harddangos、Y tro hwn dim ond yr anora a'r encost。Wnes i ddim defnyddio acrylig。

今回は「ハッチング」というテクニックを使ってみました(何となく網目状に線がクロスしている部分)ハッチングという名称自体はよく知られていると思います。Mae hwn yn amser pan na allwn greu graddiad rhydd fel paentiad olew.、「やむを得ない」テクニックです現代ではデリケートなグラデーションなど小学生でもできますが、Hyd yn oed yn Ewrop, man geni paentio olew、14世紀までは滑らかなグラデーションはできませんでした「秘術」のレベルだったんですその「秘術」を「技術」で乗り越えようと発想したのが「ハッチング」です

「技術史」的には大きな意味がありますがアートに近い分野でだけに「密度」を視覚化する特殊効果としてぎりぎり生き残っています一本一本の線は薄く描かれるので線がはっきり見えてくるまでには同じところを何度か重ねる必要があります線そのものの技術も必要ですがなにより手間かかるんですねー

「ハッチング」はレオナルド・ダ・ヴィンチが生まれる直前ファン・アイクが油絵技法を完成するまでの画家たちの「公式」テクニックでした現代では誰もが特に勉強しなくても素材の方が勝手にやってくれますだから?逆に効果もあるんですよね