[こっそり自分へのクリスマスプレゼント。スマートウォッチのベルト。2個で999円。大いに満足]
今日、一ヶ月ぶりくらいにスケッチブックを買いに行った。買いに行くのは小さなスケッチブックで、10号などの大型スケッチブックはいつも何冊かまとめて画材屋さんに頼んでしまう。最近は油彩やテンペラでの大きな絵もあまり描かないので、油彩筆の消費量も少なく、もっぱら水彩、紙系の消費が多くなった。
国内ではあらゆるものの物価高が問題になっているが、紙を筆頭に、画材関係の値上がりもやはり凄まじいものがある。美術関係の原材料はもともと希少品などが多く、値段も高めなのだが、それに地代、人件費、輸送費、倉庫や品質管理などの管理費、宣伝費、税金と、これでもかというほどに積みあがっている感じだ。忙しさに流されず、人生の時間をゆったりと芸術に親しみましょう、なんて口にするのも憚られるほどの価格である。芸術がますます人々から遠ざけられるのをどうすることもできない。
欲しい、使ってみたいスケッチブックや紙は数種類あったけれど、結局長考して1冊しか買うことが出来なかった。スケッチブックの今どきの値段を知らないわけではないのに、ですよ。年末は制作三昧、なんて夢の中でしかできなそうだ。正月用品やお酒はどこにも溢れていたのに、それがなぜか「豊かさ」のイメージとどんどん離れていくように見えた。