
この絵では下半分は不要です。手で隠して見て頂ければその意味が解ると思います。ところがキャンバスを半分に切るわけにもいかず、下半分になんとか意味付けをしようと、2ヶ月ほど無駄な時間を費やしました。o liewe、手のかかったエスキースだと思えば、無意味でもなかったでしょうけれど。
もたもたしているうちに、性格の異なる二つのアイデアが一つのイメージを共有しているような、どこかバランスの悪い(居心地の良くない)絵になってしまいました。下半分を切ることは、一つのアイデアを捨て去ることなんです。さらに最近の作品の流れを意識し過ぎて、ちょっと細かい描写?が多くなり過ぎです。余分な時間をかけ過ぎると良くないことの好例ですね。
Alhoewel、とりあえず終了することができました。ゴールにたどり着くことはマラソンと同じように大切なことです。ゴールして初めて、あそこがダメ、ここがいい、次はこうしてみようと冷静に見ることができるようになります。途中で放棄してしまう場合よりはるかに多くを知ることができます。ゴール地点の高みから、スタート以前からの全体を俯瞰することができるようになるからですね。放棄する場合でも、いったんゴールまでのご褒美を受け取っているので、悔いなく処理することができるのです。終了した直後から、次の絵を発想、スタートすることができました(現在制作中)♪