オレンジピール

クッキーかなと頂いたピンクの袋を開けたらオレンジピール春になったのを感じた妻の実家には夏ミカンの木がたくさんあり子どもがまだ小さい頃は休みの度に連れて行きその実をもいだものだった

自分の頭ぐらいの大きな実をもぎ取る体験が非日常的でエキサイトするから使う目的も無くやたらに摘み取ってしまうある日山のように盛り上がった夏ミカンをどうしようか頭の隅で悩みつつオレンジピール作りを子どもに持ちかけたガス代とグラニュー糖代の方がかかるとの反対を押し切ってはじめて二人だけで作ってみた苦みがありチョコレートも無かったがとても喜んでくれたどっさり作ってしばらく楽しんだいい思い出だ

それ以来子どもを喜ばすことなどやってあげた記憶がほとんどない自分のことだけで一杯一杯だった気がするいまさら反省したって遅いが―「へぇーっチョコレートのボリュームがすごいね」と息子やっぱり買ったものとは違うねと妻「これは夏ミカンじゃないね苦みがないもの」とわたし

ああ気持に余裕がないなあ気分的なものだけでなくすべてに余裕がなくなってきた生きている残り時間も含めてせめてわたしも何か美味しいものを自分で作るだけの気持を取り戻したいなあ

Väljaandja

Takashi

Takashi isiklik ajaveeb。Mitte ainult maalide kohta、Millele ma iga päev mõtlen、mida sa tunned、Kirjutan, mis pähe tuleb。See blogi on kolmas põlvkond。Algusest peale on sellest möödas üle 20 aasta.。 2023Alates 1. jaanuarist、Praegu otsustasin kirjutada lihtsalt paaritutel päevadel.。Eks ma hakkan jupphaaval oma tulevikusuuna ja muu peale mõtlema.。

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