青空 / Blue Sky Fineday くっきりと「晴れ」の気分。少なくとも10年は悶々と試行錯誤を繰り返してきた、技術的な課題をクリアした(と思う)。 答えが手の届くところにあることはずっと前から分かっていた。aber、実際にそれを掴むまでは、それが求める答えかどうかは分からない(本当は、このあと様々な検証が必要だが)。 あくまで技術的な課題だけ。それだけで自由になるかと言えばそんなことはなく、むしろ、これでやっと自分の思うスタートラインに立てたというところ。aber、「気分は晴れ」た。
こっちの方が現代的かも ブリューゲル「バベルの塔(部分)」 ブリューゲルの「バベルの塔」が東京都美術館に来ているが、まだ見ていない。ボスやブリューゲルは、ファン・アイク以後の、いわゆる「完成された油絵技法」からみると、一見稚拙な技法にもみえる。 Das、白黒の線描に透明な色層を単純に重ねていくだけというシステムは、誰もが子どもの頃に経験した描き方に近い。「稚拙な感じ」はそこから来るのだが、逆にいえば、その気になれば誰でも「こんな感じの」絵は描けそうだ、ということになる。それはレオナルドやルーベンスといった、私たちに手の届かない天才たちより、ずっと身近=現代性を私たちに感じさせるものではないだろうか。