ある日のポーズ

「ある日のポーズ」  水彩 F10

Yn parhau o ddoe、今日も水彩を描くどんな絵でも1日1枚描けばなんとなく気持ちが休まるここのところパソコンで描く絵は堂々巡りになってきている映像化を意識した練習なのでつねに写真画像を使うのもちょっとフラストレーションになっている。Ar adegau felly、教室があると気分転換にもなりまた絵を描きたくなる

水はなんとなく油よりは自分に合っている感じがする油絵というのは本来ねっとりしっとりした材質感を持つもので言葉のイメージに反して水彩の方がずっと乾いてぱさぱさしているものだ。dyna pam、水彩の水気に惹かれるというより紙に染みこみ滲み流れるという偶然性ぱさぱさした軽さのようなものに惹かれるのかもしれない

油絵の具というのはその正反対で偶然性よりもきちっと説明する論理的実証的な表現に向いている水彩画が「感じる絵」だとすると油彩画は「喋る(しゃべる)絵」という感じがする画面に向かって立つといろんなことを話しかけてくるように感じるけれど意味不明のことばだったりレベルの低いことばだったり支離滅裂だったりすることも少なくないそんなときはムンクの「叫び」の中の人物のように自分の耳をふさぎたくなる

モデルさんは少し眠そうだった今日は暖かかったしじっと坐っているだけでは眠くなるのも仕方ない来週はまた「冬の嵐」が来ると気象庁が警戒を呼び掛けているがそんなふうにして春は少しずつ近づいてくる

 

オーロラ

「オーロラ」  水彩 2021.2

モデルになってくれた人はいま大学4年生。4月から本当の意味での社会人になる就職が決まってから入社前の準備も入社後に求められる資格のための勉強もしながら少しの不安と大きな(とは言わなかったが)希望のなかで一日一日を過ごしていると話してくれた

「きれいだなあ」と思う顔はもちろんだが若さと希望をもって今まさにこの瞬間を生きていること自体をきれいだと思う。tynnu llun yw、この「きれいさ」にいつも対面する歓(よろこ)びがある、Mae hynny hefyd yn golygu。誤解のないように早めに言っておくがこの歓びは「若さ」に直接対面することにもあるがもう少し率直に言えば「今この瞬間を生きていること」そしてその「充足感」に触れることにある
 それは若い人に限らないし人間にも限らない動物であろうと植物であろうとこの瞬間に生きていることの充足感が生きていることの内実だ(わたし自身の感覚で言えばそれが石ころであろうと「いま在ることの意味」はそれと大きくは変わらない)。a、それが自然に外へ放射するエネルギー(の大きさ)それに触れるときその時間・空間を「きれい」だとわたしは感じるそれが(描く)わたし自身をも変える力になりそれが「描きたいこと」の中身だろうと思う描くことでわたし自身も生まれ変わっていく感覚がある

このスケッチにそれが感じられるだろうか描いている間は無心にかたちや明暗色彩だけを追いかけているつもりだが五感(無意識)はそれ以外のことも画面に現わそうとしてくれているだろうと勝手に期待する。y flwyddyn nesaf、あるいは数年後実際に何をしているかは彼女自身にも今はわからない就職は「はじめの一歩」に過ぎずすでに踏み出した「二歩目」は彼女自身が決めるどうかすべての人が自分自身のための一歩目二歩目をしっかり踏み出してほしいと願うばかり

最近はパソコンで絵を描く練習ばかりで実際の材料で描くことがおろそかになっていた久しぶりに実材で描くとやはりパソコンに向かっているときとは違う自分を感じる紙から鉛筆から水から筆からパソコンにはない手応えが伝わってくる「その手触りだってすでにパソコンで実現できる」のだそうだが幸か不幸か現在のわたしにはパソコンと実材の二つの次元がないとそれぞれの良さを味わうことができないこれを不便と思うか選択肢と感じるかはわたし次第

Fy ngwir wyneb ② - bachgen t

TULIPS (CG)

Roedd bachgen T yn gysglyd, serch hynny、Roedd hefyd yn greulon。Pan oeddwn i'n hongian allan gyda ffrindiau, weithiau roeddwn i'n mynd ychydig yn ddiog ac yn gwichian yn y cefn.、Mae bod ar fy mhen fy hun yn fy ngwneud i'n feiddgar、Roedd yn rhyfeddol o hawdd lladd creaduriaid byw.。
Mae'r rhan fwyaf o'i ysglyfaeth yn anifeiliaid bach、Yr un mwyaf cyffredin oedd brogaod。Pan fydd yr eira'n toddi、Brogaod yn gwichian ym mhobman o unman。Mae'n cael ei saethu gyda bwa cartref。Y saeth yw coesyn glaswellt Pampas、Roedd digon o bethau o gwmpas。Ei dorri'n onglau miniog gyda chyllell、Pan fyddwch chi'n byrdwn i'r tir rhydd, mae mwd yn mynd i mewn i'r ceudod y tu mewn i'r coesyn.、Dim ond y domen sy'n dod yn drwm yn briodol。Ni fydd saethau'n hedfan yn dda oni bai bod y domen yn drwm.。

yn rhyfedd、Y teimlad eich bod chi'n lladd broga、Nid oedd yn sefyll ynddo o gwbl。Yn hytrach, roedd fy ffocws ar danio'r saethau yn gywir.。Mae brogaod yn elyn ofnadwy、Iddo ef, dim ond targed araf oedd y broga。Ac nid ei gêm yn unig ydoedd.。Mae gan fy ffrindiau i gyd eu bwâu eu hunain、Yn yr un modd, defnyddiwch lyffantod fel tabl ymarfer、Roeddent yn cystadlu'n frwd am freichiau eu bwâu.。Bydd yn cynhesu yn y pen draw、Erbyn i'r brogaod gael eu clywed o'r caeau reis、Anghofiwch y bwa hardd a'r broga a gafodd ei saethu、Roeddwn yn obsesiwn â mynd ar ôl pysgod bach。
Dim ond un o'i offer chwarae yw'r pysgod bach.、Iddo ef, nid oedd yn "beth byw" ond yn "beth symudol" o'r enw "pysgodyn."。Beth sydd ychydig yn wahanol i lyffant、Weithiau dwi'n mynd ag ef adref a'i fwyta。Fel arfer, mae'n ymwneud â dal pysgod yn unig、Nid oedd ganddo ddiddordeb。Ar ôl dal、その小魚をどうしたかさえ覚えてはいなかったただひたすら捕まえることよりすばしこく捕えることが難しければ難しいほど小さなさかなたちは彼の興味を駆り立てた捕まえた小魚の手の中でぴちぴちと激しくくねるくすぐったい感触は彼を有頂天にさせたそしてぬめりの中に光る極小の鱗うっすらと浮かび上がる斑点の美しさを美しいという言葉さえ思い浮かべずに感じてもいた

もう少し大きくなってからは狙う獲物も大きくなったもうカエルや小魚は卒業していた素潜りと魚釣りの時期を過ぎアケビや山葡萄も終わって冬になるとT たちは野ウサギを狙うようになったそれは肉も毛皮も確かに有用でありそれを目的に彼の友人たちも雪の中を歩きまわっていたが彼の興味の中心はやはりそれを捕まえるまでであった獲物の生態を調べその能力を上回る方法で捕まえることそれが T の願いであり理想だったほかの少年たちがウサギ狩りにも飽きて山へ行かなくなるころとうとう狐が彼の対象になった

狐は彼の相手にふさわしい警戒心と周到さそして知力とパワーを持っていたすぐに彼は狐の能力に驚嘆し一種の憧れにも近い感情を持ちはじめたこの美しくも優れた獲物を自分だけの力で捕らえたいその一方でどうか自分が仕掛けた罠を凌ぎ生き延びてほしいそんな矛盾した感情を狐に対して持つようになっていった
 「罠にかかったらどうしようか」今度は彼も捉えたあとのことを真剣に考えないわけにはいかなかったいま彼の狙っているのは足跡の大きさから考えてある程度の大物だと予想していたおそらく中型の犬くらいはあるだろう祖父の部屋の長押にぶら下がっていた自分の身長ほどもある大きな狐の襟巻を彼は思い浮かべた―あれより大きいかも―そいつが罠にかかったときの死に物狂いの抵抗を T は想像した「逃がしてやるのが一番危険で難しい」彼は何度も頭の中でうまく逃がしてやる方法をシミュレーションしてみたがうまい方法が思いつかなかった鋭い牙で噛まれ自分も大怪我をする可能性の方が大きい―手早く殺すしかないがどうやって?
 獲物の逃げ場をせばめ足場の悪いところに追い込んでいる以上自分の足場の幅もぎりぎり斜めでしかも凍っている足が滑れば足元の深い淵の中へ自分が落ちてしまう棍棒で殴り殺すにしてもすぐ頭上には細い枝が網の目のように絡み合っている―棍棒を振り上げるスペースは無い―彼はその場面を脳の奥の方でゆっくり精細なビデオで検証するように繰り返していた

 少年 T のお話はここまでわたしの夢の中で T は今でも時々獲物を追っているがもう捕まえる気持ちはないらしいけれど彼らを追い詰めるまでの緊張感とそれを逃れていく動物たちの本当のカッコよさにいつまでも夢から覚めたくない思いがある―夢の覚め際にかならず T はそう言うのである