久々のスケッチは

旧栃木県庁(ペン・水彩)  SM  2011

ご無沙汰書くことが何にもなかったわけじゃないファクトはあり過ぎるほどあるが最近はかなりの上にもかなりの気力を振り絞らないとアップできないなんでこんなに落ち込むのかすっかりマイナー思考に陥ってしまっているらしい

久しぶりのスケッチ行今回は278人の大所帯全員と顔を合せなかった人もいたに違いない場所は栃木市蔵の町通り周辺のいわゆる定番コースだ東武動物公園から急行電車で40分足らずたくさんの人が訪れるスケッチ初心者コースだ。De、初心者コースだからといってできる作品まで初心者並みにならないのが「キャリアの違い」というもの参加者は全員がベテラン参加メンバーの作品を写真に撮っておかなかったのが失敗だった

暑かったむき出しにしていた腕が日焼けでカッカしているここ数日寝不足無気力風邪気味の三つ揃えで参加するのが少し億劫に感じるほどだったのに参加者の元気と天気(良すぎ!)にほだされて結局16枚も描けたそれも邪念無くありがとうと言うしかない  2011/6/28

がんばろう自分

The man in shelter  210*270cm 2011

今年の晨春会展の出品作「少しずつ制作が進んでいます」でさわりだけ紹介した作品だシェルターの中でご丁寧にもカプセルに包まれている見る人はきっと福島原発から空中に放散された放射能との関係を読み取るに違いない

実はカプセルのアイデアは「花粉症」対策のヘルメット?から花粉はそれ自体が小さな一つの生命体それが体の中に入り込む時それぞれのDNAとの関係がさまざまな問題(長い目で見れば必ずしも悪いとは限らないのだが)を引き起こす時には進化との関係で革新的あるいは破滅的な影響を与えないとも限らない放射能のような単純な悪影響だけのものとはレベルが違うのだ。De、放射能問題は生活の問題つまりお金のことがストレートに関わってくる生活の深刻さに誰しもが他人事でなくなるからついこの絵と放射能を結びつけてしまうのだろう

3月11日から既に100日以上経った既に?いやまだたったの100日しか経っていないのだ復興だこの機会に新しい産業構造にシフトせよ未来への都市計画を云々・・この国は悲しむ暇さえ与えてはくれないのだ1年間くらい国民すべてが喪に服すくらいの気持ちがどこからも生まれない国だこんなことをしていては日本経済が駄目になってしまう・・という経済界の声それしか聞こえない政界の耳石原幹事長国民的ヒステリー状態というのはこういうことを指すのだよ分かってないんだな

悲しみは泣くことによって解消されるのだそうだ泣く事のできない悲しみは一生心に焼き付けられてしまうという思い切り泣くことではじめて心が解放され生きる希望が自然に湧いてくるということは現代心理学の定説だなのにマスコミやこの国のエリートたちはこんな常識も無いというより発想が無い金を与えれば悲しみは消えると思っているらしい

がんばろう日本。már、やめてくれないか?君はもう一人じゃないそれも止めてもらいたいそうではなくてもっと正直に自分の胸に直接聞くことが大事なんじゃないか?震災でなくても人にはいつもそれぞれの悲しみがあるだからこそ震災にも共感できるのだまずは小さく自分の心にエールを送ろう「がんばろう自分」って

時間という宇宙

Astronaut (part) f4 (unfinished)

宇宙工学はある部分で最先端の部門でもあるし見方によっては頭打ちの学問分野でもあるらしい技術的な部分に関しては最先端の実験装置であり学問的には基本的に古典的なニュートン力学の範囲に収まるからかなと勝手に解釈している

「叫ぶ男」(2008)からわずか3年で地を這っていた男がいきなり宇宙へ行ったような絵だと思うだろう。Az előbbihez: „Sajnálom.。De、恐竜が滅んだ原因の一つの説として巨大隕石が地球に衝突して出来た衝撃とその後の気候変動があげられているように宇宙と恐竜はつながっているそのように原始的・野性的な「這う男」と科学技術の粋「宇宙飛行士」は私の中では全然矛盾せずに重なり合っている。Kellemetlen、むしろ同一視していると言ってよい

昨年の「新生 №5」は両生類を思わせる胴長人体?だったこれも両生類→爬虫類→哺乳類→男?と私の中では→よりむしろ=のようにつながっているどういう理屈でつながっているというのだ!と憤る人がいるかもしれないたとえばこれらの動物は皆地球の重力の影響を受けている同じ時間をかけて進化し体の構成元素もほぼ同じものでその割合も驚くほど近い感覚や神経だってそう大差無いだろうつまり十分すぎるほどに共通項は大きいどころか違いなんてほんのちょっとだと私は感じているわけです

光速より速いものが無い以上タイムマシンで過去への旅行はできない一方で私達はたとえば化石の中から恐竜のDNAを取り出せるところまで来ているつまり科学技術が一種のタイムマシンになったことになるそれは過去と現在を同じ次元に並べてみたいという想像力の結果に違いない時間や重力から想像力をほんの少し解放してみたいと思う。 2011/6/18