水性と水彩

クリスマス・ローズ

水彩でできることが「水性絵の具」ではできない絵の具というのは顔料+糊のことだと考えてよく顔料は大体共通しているので「糊」の違いが「できる」「できない」の差になっているのだろう

しかし何とかこの水彩の面白さ一回性の緊張感を他の水性絵の具でもできるようになりたいものだ

玉ねぎ

玉ねぎ

ひと山200円の玉ねぎ。12〜3個はあるから一個20円以下小さい

玉ねぎは身でさえ皮のように重なっているものだから皮は当然そうなっている皮と身の間は微妙な関係であるそこが少し破けると何だかそこから別次元の世界が顔を出してくるようにも感じるそれが面白い

忘れてならないものは他にもある

窓辺のプリムラ

6年前の今日あの東日本大震災があったあの災害は自然災害と人災が引きずられるように連動し史上最悪の災害となったここ一週間ほど毎日報道され「忘れてはならない」と呼びかけられている

忘れてはならないものがもう一つある被害者差別である東日本大震災だけではない被災した人々を追い討ちする「金を手に入れた」どこで誰がどう流すのか知らないがいかにも事細かくまるで事実であるかのごとくまるで詐欺でもあるかのごとく水が流れるように素早く隅々まで流れていく

それは底辺へ行けば行くほどそこが乾ききっていて水が染みてくるのを待っているということでもあるそこでは清水も泥水も区別がない幸福や希望や家族を売って金にしたわけではないのに金額だけ(それも部外者でなければ知り得ないほどリアルな)が水面に浮いたゴミのように流れていく

この貧しさが経済大国日本のそして私たち自身のもう一つの顔であることも忘れないようにしよう