
冥王星の背後に大きな惑星が迫ってきているらしい。最近になって発見された。まだかなり距離はあるようだが、数千年の周期を持つらしいその惑星は、太陽系の惑星周期にも影響を及ぼす可能性大という。
まさか地球とは衝突しまいが、月が回転を止めて常に同じ側を地球に向けているように、地球も常に太陽に同じ面を向けるようにならないとは言い切れない。あるいは一年が365日ではなくなることも可能性としてはゼロではない。
また太陽系の外側に、地球の水の100兆倍のさらに千倍の水を持つ惑星も発見された。これらの惑星は皆最近になって発見されている。惑星は(太陽のように自ら燃えて?いる恒星と違い)暗いため、これまでの技術レベルでは発見できなかったのだ。これからは新しい惑星がどんどん見つかってくるに違いない。
大震災ですっかり消し飛んでしまったが、あの大津波さえなかったら福島県のアクアマリン水族館(だったか?)がインドネシア海域で古代魚シーラカンスの巣を見つけ、生きたまま一匹を採集する予定になっていた。昨年までに生息域の一つをかなり狭いスペースにまで特定し、そこで生きたシーラカンスの水中映像を世界で初めて捉えることにも成功している。数匹が近い場所に同時にいる写真も含め、少なくとも異なる5匹の個体を撮影した。私も泳ぐシーラカンスを見たいと期待していた。
アルツハイマーがなぜ起きるかはまだ十分に解明されていないが、器質的な原因以外ではアミロイドβというタンパクが脳内に蓄積することが原因と言われ始めている(始まりはもう30年も前からだそうだが)。ごく最近になって日本のある大学が、脳内のある酵素が(名前は忘れた)不足すると、そのタンパクが蓄積するようになることを発見したらしい。その酵素の不足自体が脳の老化であるらしく、その酵素を発生させるか注入するかでアルツハイマーどころか脳の若返りにも通じることになる。それにも有酸素運動を毎日続けることが(間接的に)有効だと思われている。Dit is ook reg。
宇宙も深海も私たちの脳内も、ほんとはまだまだ分からないことだらけだ。Maar、これらの未知への探求はどれも個人のロマンだけでなく、純粋に科学(技術)的興味と厳しい検証によって裏付けられている。
NASAのスペースシャトル最終便が無事地球に帰還し、計画は終了した。原子力発電は安全神話が崩れ、日本だけでなく世界が不安な眼を向けている。宇宙利用計画も、原子力利用計画もある意味で最先端科学の一分野でありながら、どこかに曖昧な、信用ならないものを感じさせる。
アインシュタインはこう言ったという。「原子力の(平和)利用は出来ない。原子力そのものは科学者にとっては(理解は)簡単だが、利用は政治判断だからだ」。福島原発で未完成な科学技術ということが言われているが、本質は、政治や経済という人間的欲望の絡んだ危うさをどう見るかという、人間の知恵の問題ではないかと考えている。2011-8-8