先月(9月)5日にYouTubeチャンネル「青いカモメの絵画教室」を開設した。「青いカモメ展」のメンバーの交流の場、勉強の場、メンバー個人の発表の場などに展開したい、などと希望を膨らませながら。
開設からほぼ1ヶ月。とりあえず「自分が作るつもりで」YouTubeを見る。開設するまでは他人事だったが、そういう眼で見始めると、見るたびに希望がしぼんでくる。たくさんの視聴を集めているチャンネルはさすがに質、量ともにハイレベルで、「100年かかっても到達できない感」ばかりが大きくなってくる。
ユーチューバーたちのパソコンを駆使する能力は当然のこと、話術もすごい。カメラや照明といった専門的な知識と実際の作業。編集の能力やセンス、そして何より「発信したい」という強い意欲。どれひとつとっても自分には手が届かないほど遠く感じる。その中でも、たぶん最も重要なのは「発信・共有したい」という強い意欲で、それがわたしには欠けている。誰ともつながらない、一人だけの時間がわたしには全然寂しくないどころか、それが一番楽しいような気持さえあるからだ。
maar、それではけっきょくお絵描きごっこで終わってしまう。絵なんてそういうものだといえばそうかもしれないが、ちょっと物足りない気分も無くはない。もう少し自分の外の世界を広げたい。「青いカモメ・・・」にしたのは、そのための自分への負荷でもある。ちょっと厳しい、難しいことがあるとすぐ逃げてしまう自分に少しの義務感を課すことで、なんとか逃げずに踏みとどまりたいと考えている。