ガダ

ガダ(ギンポ=銀宝) 美味

「ガダ突いたことあるか」と突然母が私に訊いてきた「ない捕まえたことも食べたこともあるが夜突きに行ったことはない」と答えると「あれはうめぇ(美味い)もんだ」という母は娘のころ母の妹と親類の人に連れられて何度か夜突きに行ったことがあるらしい潮の引いた夜磯をかき回して魚を追い出すカギ爪のついた棒と足下を照らすアセチレンランプとを持って細い二股のヤス(銛)でガダを突くのがガダ漁だ今の小学高学年〜中学生くらいの女の子が夜の磯で遊び半分キャーキャー騒ぎながら銛で魚を突いている図は漫画になりそうだもちろん普通は女性の漁ではない好奇心旺盛だった母らしい良いエピソードだ

ガダとはウナギとかウツボを縦に押しつぶして小型化(幅5cm.長さ30cmくらい)したような魚の地元名標準和名は「ギンポ(銀宝)」北海道南部から九州北部長崎県あたりまでの磯まわりに棲むいったん乾燥してからさっと炙ったり煮付け昆布巻きの芯にして食べると非常に美味大量に捕獲できないため都会の市場で見かけることはほぼ無い

寝たきりだが記憶力はよく痴呆はあまり進んでいない会話も(入れ歯を外している少し耳が遠いのと方言とで聞き取れないこともあるが)問題ない点滴だけで既に8ヵ月元気なうちに話を聞くのが私のミッションだと考えている

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Takashi

Takashi personīgais emuārs。Ne tikai par gleznām、Par ko es domāju katru dienu、ko tu jūti、Es rakstu visu, kas ienāk prātā。Šis emuārs ir trešā paaudze。No sākuma ir pagājuši vairāk nekā 20 gadi.。 2023No 1. janvāra、Pagaidām nolēmu vienkārši rakstīt nepāra dienās.。Par savu nākotnes virzienu un citām lietām došos pa gabalu.。

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