
近所の白モクレンが早くも満開。例年早咲きの桜も既に見た。DNAのわざだと言えば身もふたもないが、事実はそうらしい。
例えば植物には積算温度というのがあって、気温×時間が一定量に達すると花が咲く。動物も心拍数が一定に達することで、それなりの年齢になる。3億回で、大体寿命が尽きて死ぬことになっているそうだ。手術前の私の心臓の脈拍数は平均値の1/2〜1/3になっていたから、単純計算なら人の2倍から3倍寿命が延びるという計算(手術で寿命が縮んだことになる?)。
平常心=自然のあるがまま、なら緊張感はない(本当だろうか?)。緊張感が無ければ持てる自力を発揮できる(はず)、というのが漢語のタイトルの意味だ。イワシの団塊が大きな魚に襲われて、一瞬で形を変えることができるのも、余分な緊張がないからなのだそうだ。
そんなことが人間わざでできるのだろうか?出来るようにするのが修行であり、その境地を「悟り」と言うそうな。「諦めの境地」ならまだしも、という気がするが。