フランスの国鉄ストライキ

「或る軌跡」習作

フランスの国有鉄道が毎週2日ずつ最大三か月続ける予定でストライキに入った実施される日には都市部の鉄道の8割以上が影響を受けるという情報もある

日本ならあり得ないという意味は二つあるひとつは「そんなに多くの人に迷惑をかけることは許されない許さない」という意味もう一つは「ストライキの意味が日本人には理解できない」ということ

3ヶ月も続けるということはそんなにも長いストライキが「フランスでは許される許す」ということだしそれはその意味が理解されているということでもある

ストライキは元々「人に迷惑をかけるため」にするものだそれが「圧力」だから「人に迷惑をかけないストライキ」など本来は矛盾であるしかし日本人は良くも悪くも「人に迷惑をかけない」ことを特に強調され教育されてきたために「迷惑だがそれは回り回って結局は自分たちの為になる」という歴史を持つことが出来なかったフランス人との差がそこに現れているその理解がなければ「働く人の人権」は理解しにくいし当然目の前の「働き方改革」も中身のあるものにはならないだろう意識改革が必要だがこれには相当の「意識改革」が要る

虫の目鳥の目

Island ・浮かぶ男

「虫の目」とは人が見逃してしまいそうなあるいは無視してしまいそうな一見雑多な現象に見える事柄の中に普遍的な価値や真実を探究する目や姿勢のこと「鳥の目」とは高い広いところから小さな目先の木や水溜りに捉われず遠くの大きな森や広い沼や湖を見つけるようにものの重要性や緊急性などを比較できる目の喩えである

一人の人間にとってどちらも一定程度必要であるにも拘らずほとんどの人はどちらか一方に偏りがちであるに違いないけれどもそれで困るかと言えば案外に困った風にも見えないそれどころかむしろ一方を非難する場合さえ決して少なくはなさそうだ

常識的に考えればどちらもほどほどという中間派が最大数になりそうだが果たしてそれでいいだろうか「目」という同じ語に騙されてまっすぐな線の両端のように同じ次元に置いてしまっているがそもそも比べられるものなのかちなみに数学的に言えば線というものには端がないいわゆる極端がない以上どこをとっても中間としか言いようがない

話を戻す大雑把に言って政治家に必要なのはどちらかと言えば鳥の目ではないか「大所高所の見地から」という言葉は政治家の大好きな言葉の一つだが昨今は大小高低さえわかるかどうかも怪しいものだそのうえ多くの人が見えているものにもまた気づかないこういう退化した目を持つ動物を何と呼べばいいのだろうか決してモグラなどと言ってはいけないそれではモグラが可哀想だ

「剣道五段」を描く

「女流剣士 」 watercolor

モデルをしてくれたN坂さんごめんなさい途中まで保っていた(と私が思う「次の一歩」)がなくなってしまいましたこれでは眠そうに竹刀を持っているだけ「棒立ち」ですね

デッサンの初めでは「一瞬前」の幾らかは少しは捉えていたと思う。ale、最終的にこれではどうしようもない。Ale、イメージには焼きついているのでホットなうちならもう少し何とかなるかもしれません

同じ動作を繰り返すというお願いをしての実際に動きのあるスケッチメンバーには良い経験になったと思う