今朝は久しぶりの雨。晴れも良いが、続くと疲れてしまう。人間も細胞単位で見ると、植物に近い部分もあるから、細胞も潤う気分になるのかも知れない。
日本人(に特有かどうかは分からないが)は、明るい、Я хотел немного потушить,、人懐こい、清潔、親切、連帯などを誰にでも求め、そうでない人をはじき出す傾向がある。
でも正直、それは疲れる社会だ。画家に限らず、本心では、その全てで、逆の性格の人が少なくないと思う。
使えば減る。擦れば減る。ナイフが細くなるが、なかなか良いのが見つからない。
あまりナイフを使う方ではないが、それでもこれまでに大小数十本はすり減って使えなくなった。折れたナイフも十本以上になる。日本製は「か弱い」女性に合わせて作るのか、握りが小さ過ぎて指が余ってしまう。当然強度もそれなりで、ちょっと力を入れると、折れたり曲がったりして使い物にならない。ナイフに合わせて描かないといけない、という逆転が起きる。
カタチだけ真似る。そのカタチを生み出した思想には深く入らない。一刻も早くそのカタチをマネる、そのスピードが「敏感さ」や「センス」の評価であって、カタチのないものへの鈍感さには気づかない。かつて猿真似と揶揄された日本文化は、いまもあらゆる分野でしっかりと健在だ。