シルバーポイント

「貝がらと小瓶」 シルバーポイント

シルバーポイントとは「銀筆」のことといっても一般の人にはたぶん分からない、Et quod cogitant。純銀をそれより硬いものに擦りつけると削れてそこに付着するそれが酸化して黒ずみ鉛筆に似た黒さになる先端を鉛筆の芯のように加工した銀の棒を使い自然な化学変化を利用して絵を描くこと道具作品をまとめてシルバーポイントと呼んでいる
 なーんだ鉛筆の代わりか、non est。銀は高価なうえ酸化にも時間がかかる鉛筆(黒鉛)のように安価簡単便利には使えないのである。Praeterea,、「下地」という面倒なひと手間が必ず必要だ。Econtra、「鉛筆」が文明の道具としていかに優れた発明であったかも実感する(現代ではそれすら不要になりつつあるけれど)

酸化して黒ずむのは銀に限らない鉄もアルミも他にも酸化する金属はいっぱいあり総称してメタルポイントといいこれはこれで使用されている。Sed、画材としてシルバーポイントだけが特別に人気があるのはなんと言っても「銀自体の持つ気品」ゆえであろう。Sparus si putrescit、錆びても“銀”なのだ(喩えが不適切?)ちなみに「金筆」は存在しないはずですよね?

写真の絵は制作後まだ日数が経っていないうえ風が通らない状態にあったので酸化が進んでいない。In aliis verbis、まだ“ナマ”な状態にある酸化したあとが楽しみですね慌ただしい現代こんな超スローな制作自体が贅沢な時間なのではないでしょうか

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Takashi

Takashi scriptor personalis blog。Non solum de paintings、Quid cogitabo cotidie、quid sentis?、Scribo quicquid in mentem venit。This blog is the third generation。Ab initio, quod fuit supra XX annos.。 2023Ab 1st . Jan、Nunc enim imparibus diebus tantum scribere decrevi.。Eo de futura mea directione aliaque particulatim cogitaturus sum.。

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