
好き嫌いは別として、とりあえずこのモチーフはここでいったん中断。習作1,2の反省をいかし、構成もそれなりに納得できるものになってきたし、描きたいテーマもいちおう入れてみることができた。
描きたいテーマとは、ウィンドーに映っている山の風景。ショーウィンドーという、いかにも都会的なイメージ(わたしのような田舎っペにとっては)に、同じ都会の雑踏を映すのではなく、そこから遠く離れた地方の、自然の風景を入れること。少し歪んだ風景もいいかな。
都会と田舎、という単なる対比だけならつまらないし、不自然でもある。ウィンドーというものが、造形と思想を重ねることのできる有効な「反映装置」だと気づいたことが、今回の一連の習作で得たこと。色的には若干不満が残るが、アイデアも堂々巡りになってきたので、いったんここから離れることで、頭をリフレッシュしよう。
背景の「花」は迷った末にマスキングしたが、あとからガッシュか何かで描き加える方が(手順的には)10倍くらい簡単だったと思う。